本日もお立ち寄り頂きまして、ありがとうございます😊    勝手に恒例の落語について。  【もう半分】怪談話。いつもの升に半分づつ注文して酒を飲む老人。その夜も「もう半分」と言って機嫌良く呑んで帰ったのだが、五十両という大金が入った風呂敷包を忘れていく。(一両あれば長屋住まいで家族4人が1ヶ月生活出来たという額。なので50両は相当な金額。)忘れた事に気づいた老人が店に戻るが、いくら聞いても店主は知らないと嘘を言い強引に追い返す。そして警察に行く老人を心配した亭主が、刃物を手に持ちながら老人の後を追いかけていく。やがて… 。   桂宮治さんの噺を、ある日の独演会で聞きました。   この酒屋の夫婦は鬼。どこまでいっても鬼。こんな鬼が世の中にいるのかと悲しくなるくらい、残酷な言動ばかり。  そして宮治さんの悪人顔が凄くリアリティを感じ、途中から呼吸が浅くなります。 最後のオチで、思わず怖すぎて声が出てしまいました😓数日間、噺や表情が頭から離れず。凄すぎます。  桂宮治さんは大好きな落語家さんのお一人で、『令和の爆笑王』と評される事が多いですが、確かにめちゃくちゃ笑わせてくれます。その一方で、今回の怪談噺などもしっかり聴かせてくれる落語家さんです。  こんな暑い日には爆笑とは離れてこういった落語もいいものです。  皆さんは、怪談噺は好きですか?  それでは皆様にとって、明日も良い1日となりますように🌙