ちょっとタメになる

俗業界裏トーク

アラフォー風俗ライターのどんぶり太郎がお送りする、 読めばちょっとタメになる風俗業界コラムです。 お仕事探しの息抜きや、コーヒーブレイクのおともにどうぞ!

<第1回>スカウトの裏トーク
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こんにちは。風俗ライターのどんぶり太郎です。

風俗業界歴12年のアラフォーで、毎日ポカリ(カロリーオフの方)を2リットル飲んでデトックスするのが日課です。

そんな自分のことはどうでもいいのですが、これから風俗やお金にまつわる話をアレコレ書いていきたいと思いますんで、よろしくお願いいたします!


ところで、あなたはスカウトに声をかけられたことがありますか? 僕はあります!
今をさること8年前、新宿駅東口のアルタ前で……。
「お兄さん、アイドルになってリッチになりませんか!」


今なら引っかかるはずもない軽すぎトークに、当時一攫千金を狙っていた若い自分(体重52kgでロン毛)は耳を傾けてしまいました。
そして気づけばなぜかゲイAVの契約書にハンコをつくことに……。
まぁ、ハンコつく直前に逃げたんですけどね(汗)。
そんなこんなでスカウトと関わるとロクなことがないよ、と言うのが今回のお話です。

池袋や新宿・歌舞伎町はもちろん、六本木や渋谷など若い女性が集まる繁華街の駅周辺には野良犬(最近見かけませんね!)のように必ずスカウトマンがウロウロしています。彼らの横を通ると犬以上のしつこさで声をかけて来るのが彼らの習性。

「5分だけボクに時間をください!」
「お姉さん、どこで働いてんの?」
「給料いくらもらってんの?」


などなど、バラエティに富んだトークでなんとか足を止めようとしてきます。
このトークに対して女の子が
「用事があるんで……」
「お店決まってますから」

など、なんでもいいから口を開いたらしめたもの、そこをキッカケに自分のペースに持ち込もうとしてきます。
本当にウザイですね。

話しかけるスカウトをシカトして、振り切ったと思ったら、
「なんだよ、このブス!」なんて捨て台詞も吐かれたりするから、女の子って本当に大変です。

見ず知らずのホスト崩れから「ブス!」とか言われたくないですよねー。

しかし、なんで彼らはそんなに一所懸命なんでしょうか。
スカウト行為は職業安定法違反。逮捕されるリスクもあるんですけどねぇ……。
スカウトマンやスカウト会社をカッコよく描いたマンガや映画がありますが、そんなカッコいいものではありません。スカウト行為をやっている人たちの背後にいるのは暴力団、わかりやすく言うとヤクザですよ!
スカウトと関わりを持つと言うことは、あなたの人生に暴力団が介入して来ることだと思ってください。

一般的にスカウトは、あなたが稼いだお給料の10%をお店から受け取ります。
それもあなたが働いている間ずっとです。

あなたが10ヶ月働くと、なんと1ヶ月分のお給料がスカウトの手に渡ると言うことです。
(ちなみにスイカグループは、スカウトマンやスカウト会社と一切関わりがありません。だから、お給料は全額あなたのものです)
ちょっとどころか、かなり勿体ない話ですよね。

しかも、彼らはあなたに何のサポートもしてくれません。
悩みは聞いてくれるかもしれませんが、アドバイスは必ず「お仕事がんばろ?ね」です。
なぜなら、スカウトマンは自分が抱えている女の子が稼いでくれてナンボだから。
切ない話ですね。でも、本当のことなんです。

スカウトについてはまだまだ言いたいことはありますが、長くなるのでまた別の機会に改めて書きたいと思います。

今日のまとめです。 ■スカウトマンやスカウト会社は暴力団の手先!
■一度スカウトに関わるとお給料が減って絶対に損!
■何を言われてもスカウトの話に耳を傾けていいことなし!



スカウトに連れて行かれるお店はまともなところじゃないから、
お給料もいろいろ引かれて、場合によっては借金まみれになる可能性もあります。

でも、人生勉強にはなるから、苦労が好きな人にはいいかもしれませんね。
てなわけで、スカウトの良い面は「頼んでないけど、お金絡みで苦労ができる」と言うことを頭の片隅に置いといてください。

それでは~。